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グーグルに広告を出して集客する方法からSEO対策していくまでの流れ

5月17日、2017年に初めて全世界のネット広告がテレビ広告を上回ったという記事が出ました。
世界広告費、ネットが初めてテレビを上回る

1996年に新聞からトップの座を奪ったテレビは20年ほどその位置をキープしてきましたが、ついにネットに抜かれてしまっただけでなく、今後両者の差はますます加速的に開いていくことでしょう。
イギリスのメディア「ゼニス」が発表した統計の中で特に注目したいのが、

  • 国別でのネット広告の市場規模を見ると、1位がアメリカで2位が中国、そして日本が3位に入っている
  • 2017年→2020年の期間で、モバイルネット広告は約700億ドル増加する一方でデスクトップネット広告は約20億ドル減少すると見込まれている

この2点です。
まず国別のネット広告費についてですが、この順位はGDPとほぼ比例するような結果になっており、それはこの日本も例外ではないため、業種や規模にかかわらずそのまま広告費の内訳がネットに大きく流れていっているということが言えるでしょう。
それともう1点、「ネット広告」をさらにモバイルとデスクトップ(パソコン)に分けたとき、現在ただでさえ急速にモバイル(スマホ)への広告出稿が増えている中、今後さらにその勢いが増すような形でモバイルに向かっていくということが考えられます。
このことから、今後ビジネスを宣伝するということはスマホユーザーに対してどれだけアピールできるかが最重要であると結論付けられます。

広告の出稿が必要な理由

前置きが長くなりましたが、クライアントの中には「お金をかけずに宣伝できるのがネットの良いところだから、基本的には予算をかけたくない」という方が、残念ながら2018年現在の時点でも多く見受けられるのが実情です。
SEO対策がしっかりなされたホームページであれば、広告を出さなくても集客できますが、そのような価値が高い(とグーグルに評価されている)ホームページであれば、集客すればするほど売上も上がるはずですので、なおさら広告を出すべきなんです。
なので今回は、そんな方に向けて広告の必要性や、これから紹介するリスティング広告の説明と運用方法、さらにそこから得られる情報をもとにしたマーケティング方法について説明していきたいと思います。

種類を知る

代表的なのは「リスティング広告」。
他に純広告、アフィリエイト広告、ソーシャルメディア広告、メール広告などかなりの種類のネット広告があります。
とはいってもその中には大企業向けのものや、正直あまり必要性のないものも含まれますので、ここでは「これからネット広告を始めたい」という方に絞った上で、まずはコスパが良くてリスクもほとんどないリスティング広告に限定して進めさせて頂きます。

出稿先を決める

ということで、数多くある広告の種類の中から、まずはリスティング広告を選びましょう。
リスティング広告の代表的なサービスは以下の2つです。

  • Google AdWords
  • Yahoo! プロモーション広告

実は両方ともおすすめしたいのですが、広告を最適な方法で運用していくために覚えていかなければならないことがたくさんあるため、まずはどちらか1つを始めて、ある程度感覚をつかめるようになってからもう1つを始めていくのが良いでしょう。
そうしないと訳が分からなくなってしまいますからね。

ではどちらのサービスから始めるべきかということですが、結論からズバリ言ってしまうと「Google AdWords」です。
1つだけその理由を簡単に説明すると、広告費をかける目的が「商品(またはサービス)を買って(利用して)もらいたい」と明確にある場合に限定して考えたとき、コアユーザー(固定客)になりうる可能性が最も高いのは、Googleでそういった商品やサービスを検索するユーザーだからです。
これは事業の規模や業種などによって変わるので一概には言えませんが、少なくとも多くのビジネスにおいてこのことが概ね当てはまるでしょう。

サイトでの売上が増えてきたら、それに連動してGoogle AdWordsの予算を増やしたり、他の広告を始めていくのが理想ですね。
参考までに、ウェブですでにある程度の売上が出ているサービスである場合は、このGoogle AdWordsの他にYahoo! プロモーション広告やA8などのアフィリエイト広告、YouTubeに出稿できるTrueView広告(管理はGoogle AdWordsで行なう)、Instagram(facebook広告で管理)やTwitterといったソーシャルメディア広告がおすすめです。

予算を決める

リスティング広告は「クリック課金型」です。
表示されただけでは広告料はかからないというのが最大のメリットと言えるでしょう。
その広告がクリックされたときに始めて課金されるので、「広告予算をかなりかけたのに全然効果(集客)がなかった」ということはあり得ません。
ではこのクリックにいくらかかるのか? ということですが、これはキーワードによって変わりますし、時期や運用方法によっても変わるので、正確な見積もりを取ることはできません。

補足:Google AdWordsは「キーワードプランナー」というツールを利用者向けに提供していて、キーワードの相場やトレンドを調べたり、シミュレーション機能を使って戦略を立てることもできます。

キーワードは入札式となっています。
狙いたいキーワードを選び、クリック単価の入札額を設定することができるので、簡単に言えばその額が高ければより上位表示されやすくなり、低ければ表示されにくくなります(低すぎると表示すらされないこともあります)。
なお入札額は自動的に設定することもできます。
簡単な上に広告宣伝効果も高まるので是非おすすめしたいです。
また入札額だけでなく、「1日いくらまで」というように予算の上限を決めることができます。
そうすることで、スケジュールに合わせた効果的でリスクのない広告運用が可能となります。
例えばウェブ広告を1ヶ月30,000円の予算で運用したいという場合、1日1,000円までと上限を決めてしまえばだいたいその予算内で収まりますので「気づかぬうちに広告費がすごいかかってた」なんてことにはなりません。

SEO対策する

実際に広告を開始すると、キーワードごとの単価がいくらで、何回表示されて、何回クリックされて・・・といった様々な結果が出ますが、さてここからが本番です。
ポイントは2つあり、1つは集客、もう1つはコンバージョン(成約)です。

リスティング広告で集客

ではまず1つめの集客から。
広告を出すことで得られたそれぞれの数値から、以下のように現在の市場動向を読み解くことができます。

  • キーワードの単価:その商材の競合度(供給規模)
  • 表示回数:その商材の人気度(需要規模)
  • クリック数:その商材における自社商品の優位性

※これらは全て完全にイコールではなく、入札額によって変わるということをご了承ください。

需要と供給のバランスは、いかなる商売においても一定であることはなく、常に不均衡であることがほとんどです。

需要>供給=市場に参入できる余地がある
需要<供給=すでに飽和状態

とすれば、どういったキーワードが狙い目なのかが見えてきます。
つまり、リスティング広告は最高のマーケティングツールでもあるのです。

例えばエステのホームページがあったとします。
「エステ」というキーワードはビッグワード(検索ボリュームが大きいキーワード)と呼ばれ、クリック単価がかなり高くなりますので、入札額もかなり高めに設定しなければ表示すらされないでしょう。
そこでスモールワードとして「エステ+地名」や「エステ+脱毛」、もしくは「エステ+脱毛+無料」と、検索ボリュームの小さいキーワードの様々な組み合わせも同時に狙っていきます。
そうすると、その様々な組み合わせの中から「クリック単価が低いわりに表示回数が多く、その結果クリック数が稼げる」狙い目のキーワードがあることに気づくのです。
もしそういった狙い目のキーワードが見つからなければ、他にも違う組み合わせを試してみましょう。
「どんなキーワードで組み合わせたらいいのか分からない」という方、ご安心ください。
ホームページの内容からGoogle AdWordsが自動的にキーワードを抽出してくれます(それ以外に独自のキーワードを追加することももちろん可能です)。
この場合に重要なこととして、自社の商品やサービスそのものをいかに理解しているかが成功するポイントになります。
それがなければ、いかにリスティング広告を打って競合やマーケットの状況を把握したところで、比較することで自社の強みをアピールすることもできませんし、お客様に何をすすめればいいのかすら分からないからです。

訪問者をコンバージョンに導く

それではもう1つのポイントであるコンバージョン(成約)について。
ホームページの主な目的は、それが商品やサービスを販売するものであれば、サイト訪問者に買ってもらうか、問い合わせ(資料請求含め)してもらうか、そのどちらかになってきます。
この目的が達成されることをコンバージョンと呼びます。
※他にブランディングなどが目的のホームページも当然ありますが、今回はコンバージョンを目的とするケースに限定して話を進めさせて頂きます。

広告出稿やSEO対策することによってどれだけ集客しても、コンバージョンしなければそのホームページの存在意義がないどころか、単に経費だけがかかるだけのお荷物となってしまいます。
そのためコンバージョン率(コンバージョン数/ユニークユーザー数)を上げるための対策が必要になってきます。
※ユニークユーザー数:訪問者数

それではどうやってコンバージョン率を上げていけばいいのか?
ここで全てを説明することはできませんので、要点を1つだけ抜粋してその方法を教えます。

狙い目のキーワードを元にした情報を露出させる

前述のエステの例で、仮に「エステ+脱毛+無料」というスモールワードのコスパが良かった場合、これは「無料体験で脱毛してくれるエステ」を探しているユーザーが多いと同時に、それを提供している同業他社が少ないということも意味します。
なのでトップページの一番目立つ位置に大きく「期間限定・脱毛の無料体験実施中」というバナー画像を載せ、クリックするとその詳細ページに遷移し、そのページから無料体験を申し込めるフォームが付いていると、コンバージョン率が上がるでしょう。
もしくはそのキャンペーン専用のランディングページ(ある商品またはサービスに特化した専用のページ。通常は縦に長くて1ページものであることが多い)を作るのも有効な手段です。
やり方は多数あり、これはほんの一例です。
このように、広告を出すことで得られたデータを元に少しだけホームページの内容や構成を変えるだけで、劇的にコンバージョン率を上げることが可能になります。
実際に私がかかわらせて頂いている、成功している多くのホームページは、このようなブラッシュアップをひたすら繰り返すことによって、ホームページで売上を大きく伸ばしているのが事実です。

ホームページを公開した後に、こういったリスティング広告やアクセス解析によって得られた情報をもとに、サイトの内容や構成を常にマイナーチェンジさせていくというのが、成果が出るホームページの正しい運用方法です。
広告にしてもSEO対策にしても奥が深い世界ではありますが、大枠のセオリーさえ分かってしまえばほとんどの競合より頭一つ抜けた存在にはなれますので、是非とも参考にして頂ければ幸いです。

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