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英語が分かると仕事が捗る! 場所を選ばすお金をかけずにできる勉強方法

オイゾウは主に日本国内で日本の企業様を対象にウェブサービスを提供している業者ですが、より良いサービスを追求するためには英語力が重要であると日々実感しています。
なので今回はその理由と、誰でもできるおすすめの勉強方法について紹介していきます!

英語が分かると良い理由

まずは、何故英語が必要なのかという理由から説明したいと思います。

ウェブ制作業務に英語を活かせる

ウェブサイトの制作は主にマークアップ言語のHTMLとCSSというスタイルシート、さらにサーバサイドのプログラム言語であるPHPやクライアントサイドのJava Scriptといった言語などへの理解が多少なりとも必要になってきます。
これらの言語は全て英語がベースになっています。
そもそもウェブ業界で使われる専門用語はカタカナだらけです。
さらにWordPressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用する機会も多いのですが、こういったCMSを利用する最大のメリットはレイアウトのベースとなるテーマや多種多様な機能を導入できるプラグインを利用する点にあり、これらのプログラムは海外の開発者によって作られていることが多く、開発者とコンタクトを取ったり、ただ利用するだけでもある程度の英語力が必要になるケースが多々あります。
ちなみに私はウェブ関連の他にAdobe製品(デザイン、レイアウト、映像、モーショングラフィックスなど)といった専門分野の知識を必要とする仕事もしていますが、これらはよりクオリティの高い業務をこなしていく上で常に新しい知識の習得やトレンドの追従が欠かせず、そのための情報のほとんどをウェブから得ています(参考書が不要という意味ではありません)。
情報源になるのはYouTubeやその他ウェブサービスで情報発信しているトップクリエイターであり、その多くは英語です。

パソコン周辺機器やカメラやその他機材選びの選択肢が広がる

私どもはウェブ制作だけでなくスチール写真や動画の撮影+編集も行なっている関係で、撮影機材やそれに付随する様々な製品を日常的に購入しています。
機材や周辺機器などにこだわり始めると、欲しいものが海外向け製品でかつ日本語のマニュアルがない場合というケースが、高い頻度で出てきます。
それは単に日本語対応しているものより安いからということもあれば、欲しいものが日本未発売だからという場合もあります。
さらにeBayや中国のTOMTOPという海外の通販サイトなどを利用して買い物することがありますが、これらは基本的に英語です。
また同じくAlibaba(バイヤーとサプライヤーをつなげるマッチングサービス)には様々な商品が業販用として売られていますが、やり取りは英語が基本になります。
英語が分からなくても当然Amazonを利用したり日本の卸売業者と取引すればいいだけの話ではあるのですが、それ以外の手段も考慮するのは、コスト面や機能面でベストな選択を望むのであれば、選択肢は多い方が有利だからです。

英語の勉強方法

そうはいってもなかなか英語を勉強する時間を取れなかったり、またそこまで必要に迫られない限り勉強するモチベーションが上がらないという方も多いのではないでしょうか。
それに「英語を話せるようになる」ためにパッと思いつく手段としては語学留学やワーキングホリデーあたりになってきますが、時間もお金もない場合はなかなか難しいのではないかと思います。
英会話スクールは(オンラインは別として)私自身がすぐに飽きてしまったことで3ヶ月ほどで辞めてしまい、おすすめしたくても全く説得力がないためここでは割愛させて頂きます。

(2019年1月4日追記)
英語を話せるようになりたいなら「フィリピン人が先生のオンライン英会話」一択! おすすめスクール3つ」という記事もよければご覧になってください。

そこで、私が実際に「お金もかけず、空いた時間で手軽にできる」日常生活で取り入れている英語の勉強方法を紹介します。

英語の音楽やドラマ、映画を鑑賞する

肩肘張らず習慣的に実践できる勉強方法としてはこれがベストではないかと思っています。
勉強と思って構えてしまうとやる気が出ないときがあったり途中で諦めてしまったりすることがあっても、それが娯楽であれば続けることは簡単です。
そもそも語学は習慣によって身につけるものですから、そういった意味ではこのように娯楽として割り切って英語を勉強すること自体、とても理にかなっているのではないでしょうか。
音楽にしてもドラマや映画にしても共通して言えるのは、学校の授業で習うことが難しい「生きたフレーズ」を身につけられることだと思います。
一例を挙げてみますが、ドラマや映画で頻繁に耳にする「Get out of here.」というフレーズがあり、これは直訳すると「ここから出なさい」です。
意訳だと「帰れ」とか「あっち行け」というようなニュアンスが(状況によって変わりますが)近いですよね。
記憶にある限りでは、こういった、耳にタコができるほどよく聞くフレーズであるほど学校などで習うことが少ない(もしくは全くない)です。
さらに言うとこのフレーズは「勘弁してよ」的な、あるいは漫才のツッコミで言うところの「なんでやねん」のような意味合いで使われることもあり、その辺の感覚は特にアメリカのドラマを観てると自然と身につくこともあります。
ポイントとしては自分の好きなものを見つけられるかどうかだと思います。
例えば音楽であれば好きな歌手や好きなジャンルに没頭するような感じですね。
映画とドラマの鑑賞も英語力をつけるには良い手段だと思いますが、個人的には映画よりドラマの方がおすすめです。
理由はドラマの方が一般的に長いので役者の話す癖や雰囲気を掴みやすく、またセリフが多いからです。
映画はドラマと比較するとセリフ以外のシーンが多いですからね。
ちなみに私は1回目に観るときは日本語字幕で内容を理解しつつ、2回目以降は英語字幕で何回も観るというやり方で英語を勉強していました。

おすすめの海外ドラマ

様々な海外ドラマを観た中で、個人的に英語の勉強にも最適で内容も面白いと思った作品を2つ紹介します。
ちなみに一度ネタを知ってしまうと面白さが半減してしまうようなミステリー系やアクション系は、何度も観るのに適してないので、よほど好きでない限りはあまりおすすめしません。

アリー my love

アメリカ合衆国のFOXで1997年から2002年まで、5シーズンにわたって放送されたコメディドラマシリーズ。 アメリカ・ボストン市にある法律事務所で働く女性弁護士・アリー・マクビールを取り巻く恋愛模様や、法廷での活躍を描いたドラマ。
ウィキペディアより

法律関係の用語が頻出するので、そういった単語や言い回しの勉強にもなります。
また法廷ドラマでありながらミュージカル要素も盛り込まれていて、大物歌手がたくさん出てくるのも見どころです。
(英語の勉強という意味で)唯一の難点としては、セリフが誰よりも多い主役の女性弁護士アリーがとても早口なところですね。


バリー・ホワイト「My first, my last, my everything」を頭の中で流しながら踊るこのシーンは何度観ても笑えます!

フルハウス

アメリカで製作されたシチュエーション・コメディ。ABCテレビで1987年から1995年にかけて全192話が放送された。制作はロリマー・テレビジョン。妻を事故で亡くした男が、男友達に助けられながら子育てをしていく物語である。
ウィキペディアより

シチュエーションコメディ=シットコムの代表的なシリーズ。
前述のアリー同様日本でも放送されたのでご存知の方も多いかと思います。
オルセン姉妹が演じたミシェルの「You got it, dude.」(了解だぜ)や、ミシェルの姉ステファニーの「How rude.」(ほんと失礼ね)、お笑い担当ジョーイの「Cut it out.」(やめてくれ)などキャストごとに決め台詞があったりして、そのあたりも英語の勉強をしながら楽しめたりします。


ミシェルの決め台詞。

YouTubeで海外のニュースやドキュメンタリー、スポーツなどを観る

英語を勉強したい人にとっては最高のツールでしょう。
何しろお金が全くかかりませんし、スマホとWI-FIさえあればいつでもどこでも観れるのですから。
もちろん英語のレッスンを目的としたチャンネルも良いのですが、個人的には自分の興味あるトピックを観るのがおすすめです。
例えば私はバスケが好きなのでNBA選手のインタビューや解説者のトークなんかを観て、日本にいながら日常的に英語のヒアリングを習慣づけています。


今シーズンのMVPはヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンが受賞しました。
感動的なMVP受賞スピーチのはずですが、見た目は完全に麻薬組織の元締めですね・・・。

それ以外だと、例えばウェブクリエイターや映像クリエイターによるチュートリアル動画などもよく観ますが、日本語だけだと入ってこない情報をいち早く得ることができるので重宝しています。


このチャンネルは字幕付きなので、英語が苦手な人にもおすすめです。

英語で人前で話すときの参考として、また自己啓発にも興味があるので、政治家や経営者が行なうスピーチやプレゼンテーションの動画もよく観る機会があります。


2005年、スタンフォード大学の卒業式で行なわれたアップル創業者のスティーブ・ジョブズによる伝説のスピーチ。
最後の「Stay hungry, stay foolish.」はとても有名なフレーズです。
こういった広く知られているスピーチだと、日本語字幕付きの動画もあったりします。


全世界で2,000万部売れたビジネス書「7つの習慣」の作者スティーブン・R・コヴィー博士が、習慣1「Be proactive」で大学教授として、また企業コンサルタントとして自身の経験をもとにしたエピソードを話しているシーンです。
主体的ではない人を皮肉りながらユーモアを交えて話てくれたりと、固い話も聞きやすくなっています。
字幕も付いてるのでよかったらご覧になってください(自動翻訳なのでところどころおかしい部分もあります)。

最後に

補足として私が学生時代に好きだった作家に国際ジャーナリストの落合信彦氏がいます。
その落合氏のエピソードとして、まだ日本で学生だった頃、アメリカの大学に入学するために英語を猛勉強したそうですが、その方法というのが確か「日英辞書を片っ端から読み、読んだページは破って捨てる」というものだったと記憶しています。
背水の陣作戦とでも言うべきでしょうか、破って捨てたらもう読み返せないですから、それはもう死に物狂いで覚えたのだろうと容易に想像できます。
この話は半世紀以上も前のことなので、その頃と比べれば現代は何かと便利な世の中です。
今ならスマホを持ってるだけでいつでもどこでも簡単に英語を日本語に翻訳できますから、そんな勉強方法に価値を見出だすのは難しいことかもしれません。
結局のところは便利かどうかではなく、英語を勉強して身につけるのも、またどんなするにもその人の気持ち次第ということでしょう。

英語圏ではない国の人と話すとき、暗黙の了解で英語に

一度でも海外に旅行などで行ったことがある方なら分かると思いますが、まず多くの国において、あらゆる言語の中で英語が圧倒的に重要であるとともに、途端に日本語が通用しなくなってしまうことを痛感しました。
これは仕事でも旅行でも、また今の時代は海外に直接行かなくてもインターネットを通じて世界中の人とコミュニケーションを取れますが、その意味で多くの人にとっての共通言語である英語がいかに重要であるかということにもつながります。
例えば以前中国の方と取引をしていたときのことですが、相手は中国語しか話せないので通訳が必要になります。
日本語が話せる中国人の方がいるときは問題ないのですが、二ヶ国語以上話せる中国人の多くは英語が話せる場合が多かったのが実感としてありました。
日本から通訳の人を連れて行くか、現地で見つけるのもアリですが、当然コストがかかりますので自分が英語を話せるに越したことはありません。
中国以外だと香港、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンなど東南アジアの国では、日系企業との取引でなければ(通訳や現地アテンドスタッフがいないケースでは)通常はやはり英語で話すことになります。
また以前、サラリーマンをしていた20代の頃にアメリカ出張していた際は、ヨーロッパをはじめ世界中から人が集まる国際的な展示会に参加することが多かったのですが、英語圏ではない国の人達がとても流暢に英語を話しているのを目の当たりにし、驚きとともに自分自身にがっかりしたことをよく覚えています(その頃はカタコト英語しか話せませんでしたので)。
インターネットを誰もが手軽に利用できるこの時代においては、言語を日本語に限定してしまうということが、得られる情報自体を大きく限定してしまうことを意味します。
ビジネスにおいて情報収集が全てではありませんが、得られる情報の質とスピードに比例して、成功の確率が引き上げられることは間違いありません。

個人的には英語を理解することが仕事に限らず生活そのものを豊かにしてくれると実感しているので、仕事をする上で英語と直接的な関わりがない人にも是非英語の勉強をされることをおすすめします!

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