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特許の情報が公開
2019年5月にAppleが米国特許商標庁に出願した「ガラスハウジングメンバーを備えた電子機器」が2020年1月23日に公開されました。
ハウジングというのはいくつかの意味がありますが、ここでは筐体の外側の部品、つまりパソコンの「ガワ」のことです。
次世代Macいよいよ登場か
この特許は今後発売されるであろう次世代iMacであるという期待もあり、さらに言うとこれが出ればもしかしたらiMacとMacBookとiPadがこれ1台に取って代わるのではと私は期待しています。
ということで、この公開された特許の情報を元にして、予想される機能や仕様について紹介していきます。
注目ポイントを10個ピックアップ
この特許の内容から見えてくるポイントのうち特に気になるものをピックアップして紹介します。
- 薄いガラス製
- 角度と高さの調整
- 折りたたんで持ち運べる
- ディスプレイは曲がらない
- 完全なオールインワンタイプ
- タッチスクリーン
- 取り外しできるキーボード
- MacBookをドッキング
- デュアルトラックパッド
- 背面スタンド
薄いガラス製
ガラスハウジングメンバー、つまりいくつかのガラス部品によって組み合わされたパソコンということです。
どんなメンバーかというと、ディスプレイがある出力部分、湾曲を含み、キーボードやトラックパッドがある入力にあたる部分、それとこの2つを結合する部分になるようです。
角度と高さの調整
ディスプレイの角度は、湾曲した部分を曲げることによって調整します。
また高さもディスプレイ部分を上下にスライドさせることで変えられるようになります。
折りたたんで持ち運べる
湾曲部分を180度に折り曲げると二つ折り状態になり、それによって持ち運べるようになるようです。
これは個人的には本当に実現してほしいです。
どこでもiMacを持ち運んで作業できる、もしそうなったら一気に作業の生産性が上がるでしょうね。
ただ日常的に持ち運べる重さなのかはまだ分かりませんが。
ディスプレイは曲がらない
これは結構大きなポイントなのではと思っています。
というのもスマホではディスプレイ部分が曲がる二つ折りのモデルも出てきていますが、まだどの程度の耐久性があるのかは未知数で、正直ちょっと使うのが怖いところもありますからね。
このiMacは3つのメンバーのうちの1つである湾曲部分だけを折り曲げて使うような仕様なので、ディスプレイ自体は折り曲げません。
完全なオールインワンタイプ
これはiMacのようなオールインワン+キーボード+マウスというものではなく、本当に完全なオールインワンになります。
つまりよくあるパソコンのような、本体、モニター、マウス、キーボードというようなパーツが分かれたものではなく、MacBookのように本体、モニター、キーボード、トラックパッドが一体のタイプということです。
デスクトップとして使う大きなMacBookの進化版といったようなイメージです。
タッチスクリーン
タッチスクリーン自体は真新しいものではないですが、Macユーザーにとっては、Macのタッチスクリーン化というのは大きな魅力です。
また現状のiPadはiPad Proの12.9インチが最大サイズなので、巨大画面でのタッチスクリーンが実現すれば、おそらくApple Pencil対応にもなるでしょうし、特にイラストや映像制作など、iPadユーザーにとっても様々な用途での利用が期待できます。
取り外しできるキーボード
これもAppleの特許であるスクリーンベースのキーボードを搭載する可能性があります。
これはスクリーン上に表示したキーボードを、触覚モーターと静電気の組み合わせによって、キーが凹面(おうめん)形状を持っているように感じることができ、それによってキーボードを見なくても、指で触れるだけでこれら仮想キーの中心を見つけられるというものです。
これが実現すれば、もう物理キーボードは不要になっていくでしょうね。
そしてこのキーボードは取り外しもできるようになるようです。
MacBookをドッキング
キーボードの取り外しと関連して、湾曲部分の中央にスロットができ、そこにMacBookを差し込んで、大画面を使ったMacBookの作業というものが可能になります。
つまりMacBookユーザーにとってはこの新しいiMacをディスプレイとして使うこともできるようになるわけです。
デュアルトラックパッド
キーボードの左右に空いているスペースがありますが、ここはそれぞれトラックパッドになります。
どのようなユーザーエクスペリエンスを得られるかはまだ不明ですが、なんとなくのイメージとしては、左右のトラックパッドに違う役割を与えて、キーボードに両手を置いた状態で両手小指を使ってタップやカーソル移動、ドラッグ&ドロップを行うような、全く新しい感覚の使い方ができるような予感がしています。
背面スタンド
ここにはポートやスピーカーが備わります。
また、スタンドはコンポーネントを備えるタイプのものだけでなく、単なるスタンドとしての薄い板のようなものも別に存在するようなので、もしかしたらこの背面スタンド部分は別売りになるのではと思っています。
製品化はいつ?
全くの不明です。
いろいろと調べてみましたが、予測しているような記事が見当たりませんでした。
製品化されたとしても、これら全ての機能が搭載されるかどうかはもちろん不明なので、待つしかないですね。
個人的にこの次世代iMacに期待したいことは
iMacの「高性能」と「大画面」、MacBookの「携帯性」iPadの「タッチスクリーン」が実現することによって、全ての作業をこの1台だけで完結できたら最高だと思っています。
使うデバイスは少なければ少ないほど生産性は高くなりますからね。
もちろんディスプレイサイズが大きくなればなるほど持ち運びしづらくなりますし、逆もしかりですので、これであらゆるデバイスをカバーできるようになるわけでもないでしょうけど。