iPhone Xは全面ディスプレイや顔認証機能など、これまでのiPhoneにない新機能が追加されたこともあって大きな話題を呼びました。
私は予約開始日にアプリのApple Storeから予約し、発売日の11月3日より約10日後程度で届いたのをなんとなく覚えていて、その約1年前に購入したiPhone 7 Plusから乗り換え、現在まで約2ヶ月ほど使っているので、その使用感をレビューしたいと思います。
これは最高!と思った点
ホームボタンの廃止
ホームボタンがなくなり、代わりにディスプレイの下部を上にスワイプする仕様になったのですが、これがもう言葉に表せないほど便利です。
たまに知り合いのiPhoneを操作する機会があるのですが、Xに慣れてしまうとホームボタンの物理的な「カチッ」という感触が、なんというかまどろっこしく感じてしまって仕方ありません。
2007年の初代iPhone 3Gより今に至るまで、約10年に渡ってずっとホームボタンが付いているiPhoneを使い続け、慣れ親しんできた私がそう感じてしまうほど、この変更は衝撃的なものでした。
ログイン時の顔認証
ネットショッピングをはじめ現在は様々なウェブサービスにおいて、ブラウザ上(またはアプリ上で)でユーザー名とパスワードを入れてログインするという会員機能が付いてることが多いということはご存知かと思います。
私自身もかなりの頻度でネットショッピング(アマゾンや楽天市場、その他)をしますし、またウェブサイトの管理や、ネットバンクの取引明細照会・振込、さらにクレジットカードの明細閲覧など、スマホでこういった会員サービスを利用する機会がこの数年で本当に増えました。
iPhone Xの場合どうなるかと言いますと、ブラウザの場合はログイン画面を開いたとき自動的に顔認証が始まり、認証が済むとユーザー名とパスワードが入力欄に自動的に入力された状態になり、後はログインのボタンをタップするだけです。
とてもスピーディーで簡単、しかもセキュリティにも強いという、いろいろと相反するはずの問題がまとめて一気にクリアされた、そんな印象があります。
ブラウザ以外だと、例えば私はよくAmazonアプリを使ってAmazonで買い物をしますが、ショッピングカートから注文完了までの間にときたま顔認証が始まり、認証後に配送先やクレジットカード情報などの画面がパッと表示されたりもします。
この顔認証機能、スマホで仕事を含め常日頃様々な会員サービスを利用している私個人としては、ホームボタンがなくなったことと同じくらい便利!に感じました。
残念に思った点
片手での文字入力
全面ディスプレイになったことで、画面表示がタテに長くなり、その分見やすくはなりました。
ただ右手だけで文字入力をする際に、親指付け根の肉部分で画面右下のマイクボタンを押してしまうことがよくあり(笑)、片手での操作をあまり重視してないインターフェイスになっていると感じました。
個人的には、この場所には何もボタンを配置してほしくなかったです。
上下の向きが分かりづらい
ホームボタンがなくなったことで、正面からスリープ状態で見たときに、どちらが上でどちらが下か、パッと見だと分からないときがよくあります。
通常は画面を顔に近づけるとスリープ状態が解除されてロック画面が表示されるのですが、逆さまだと画面が真っ暗なままビクともしないので、それで逆さまなことに気づき、ひっくり返してロック解除と、ホームボタンの指紋認証の方が早いと感じることが頻繁にありました。
これらの残念に思った2点はあくまで以前使っていたiPhone 7 Plusとの比較であり、使っていてストレスを感じたことは今のところ一切ありません。
AppleCare+の加入も含めると確かに金額的には高いですが(256GBで合計164,808円でした)、私にとってiPhoneは生活から仕事から全てを豊かにしてくれるもの以外の何物でもないため、そういった意味で考えればとても安く感じますし、コストパフォーマンスがこれより高い買い物をできる自信は全くないと言い切れるほど非の打ち所がない商品だと思います。
結論としては、iPhone X最高!です。