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iPad Pro 12.9インチ用に最適なタブレット車載ホルダー選び

私は普段このiPad Proの12.9インチモデルを使っているのですが、これをクルマで使いたいと思っていくつかのタブレットホルダーを試しました。
そもそも12.9インチ対応のものがほとんどないため、選択肢はかなり限られてしまうのですが、その中でもなんとか使えそうかな? と思えるタブレットホルダーを3つ試してみたので、今回はそれらが自分のクルマで実際に使えるのかを検証してみます。

3タイプのタブレット車載ホルダーと評価ポイント

今回試したタブレットホルダーは、吸盤でダッシュボードに貼るタイプ、CDスロットに差し込むタイプ、ドリンクホルダーに固定するアーム型タイプの3パターンです。

今回試した3つのタイプ

  • 吸盤
  • CDスロット
  • ドリンクホルダー

それぞれの評価の基準として、着脱のしやすさ、走行中の安定感、iPadの操作性の3つのポイントで見ていきます。
走行については、完全に平坦な道だけを走ってもしょうがないので、安定感を検証するためにスピードバンプがある道路に行って行いました。

評価のポイント3つ

  • 着脱
  • 安定感
  • 操作性

タブレット車載ホルダーを実際に使って検証

それでは3つのタイプを順番に1つずつ検証していきます。

吸盤

4〜12.9インチまで幅広く対応する、ZenCTというメーカーの粘着ゲル吸盤式タブレットホルダーです。
ただ吸盤を貼るだけではなく、貼ってから回転ボタンでさらに真空状況を調整できるような仕様となっています。
貼り付く部分は粘着ゲルになっていて、吸着力が落ちても水洗いで回復させることができます。
吸着させる場所の根元部分のジョイントは六角で固定するようになっているので、かなりきつく固定できるようになっています。
クルマではなく完全に平らでデコボコもないデスクで試しに取り付けてみたところ、かなり頑丈に固定できました。

着脱

結論から言うと付きませんでした。デスクでは問題なく付きましたが、このクルマのダッシュボードでは残念ながらダメでした。
かなり細かいながら凹凸があるためザラついている上に、ほぼ平らですがほんの少しだけカーブしていることもあり、吸着での固定は無理なようです。

安定感/操作性

くっつかなかったため評価対象外です。

ZenCT タブレット車載ホルダー

CDスロット

EXSHOWというメーカーの、CDスロットに差し込んで固定するタイプのタブレットホルダーで、こちらは7〜12.9インチのタブレットに対応しています。
差し込み部分をクルマのCDスロットに差し込み、ネジを手で回して固定させます。
他のタイプと比べると角度調整の幅が狭いということと、縦向きに使うとハザードのボタンなどが完全に隠れてしまうので、実質的には横向きでしか使えないということ、そしてエアコン周りの操作が全くできなくなってしまうというデメリットがあります。
また、12.9インチのiPad Proはさすがに大きいため、このタブレットホルダーの中央に固定するとヒザが当たってしまうため、左にずらさないと使えません。
それとこれは当然ですが、CDスロットがないクルマではそもそも使用できません。

着脱

両側のホルダーを引き伸ばしてiPadを挟み込むような形になります。
外すときもこれを引き伸ばして外すのですが、しっかりと固定されている分、そこそこ力を入れる必要があるため、毎回このホルダーを広げるのが面倒ではあります。

安定感

設置位置とiPadをマウントする位置の距離が近いということもあり、iPad自体の位置や角度の自由度は低いものの、おかげで安定度は高いです。
大型の12.9インチであっても、走行中に揺れてグラグラするようなことは全くありません。

操作性

安定感が高いということもあって、クルマを停めてiPadを操作したいときもストレスなく操作することができます。
ただ、もっと自分の方に角度を傾けたり、距離を少し自分に近づけたりといったようなことはできないというデメリットもあります。

EXSHOW タブレット車載ホルダー

ドリンクホルダー

サンワダイレクトの9.7〜13インチに対応するドリンクホルダー設置型タブレットホルダーを最後に紹介します。
これだけ他より高くて約8,000円ほどするのですが、それだけに作りはしっかりしています。
直径68〜80mm、高さ60mmまでのドリンクホルダーに対応しています。
土台部分をドリンクホルダーに差し込んだ上でネジを回して土台を広げることによって固定させます。
アームは長さの種類があって、さらにアームを抜いたり足したりすることで長さを変えることもできるので、より安定感を出したければ短め、高い位置がよければ長めといったように好みに合わせてカスタマイズが可能です。
エアコン周りの操作パネルに干渉しないという点はありがたいのですが、その分スペースを取るので圧迫感があります。

着脱

プラスチックの板に5ヶ所のクリップが付いていて、これを緩めて位置をずらし、iPadを設置したらこれらのクリップをピッタリとiPadに合わせてしっかりと締めることによって確実に固定することができます。
実際には上と右のクリップだけを緩めたり締めたりして着脱していますが、慣れればそれほど面倒ではなくなります。

安定感

アームがそこそこ長く取れる分、iPadが大きく揺れます。
実際走ったときには大丈夫でしたが、外れたらどうしようと不安になる程度には安定感はあまり期待できません。
それと注意点として、ドリンクホルダー部分が固定できていたと思っても走行中に外れそうになることもあるので、出発前にちゃんと固定されているか確かめた方がいいです。

操作性

角度や高さをかなり自由自在に設定できるため、他のタイプのタブレットホルダーと比べてもiPadの使い勝手は上回っています。

サンワダイレクト タブレット車載ホルダー

総評

ということで、最後に総評です。
まず吸着式については付かなかったので対象外です。
なのでCDホルダーかドリンクホルダーのどちらかということになるのですが、結論としてはこれはクルマとの相性や好み次第です。
着脱については、僅差ではありますがドリンクホルダーの方が手軽という印象です。
安定感はCDスロットの方が完全に上です。
操作性は、位置や角度の自由度が高いドリンクホルダーが多少上回っているかなと思いますが、CDスロットの方も実際に操作してみてそれほどストレスは感じませんでした。
あとそれ以外のポイントを挙げるとすれば、CDスロットの場合はエアコン周りをふさいでしまうということ、ドリンクホルダーの場合は圧迫感があるというマイナス面がそれぞれあるため、このあたりを基準に選んでもらってもいいかもしれません。
私個人としては、エアコン周りの操作をほとんどしないということもあって、普段はCDスロットタイプを使うことが多いです。

この12.9インチiPad Proに限らず大きいサイズのタブレットを車内で使っていたり、またはこれから使おうとしている方の参考になれば幸いです。

ZenCT タブレット車載ホルダー
EXSHOW タブレット車載ホルダー
サンワダイレクト タブレット車載ホルダー

動画はこちら

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