iPadなどのタブレット端末で読書をするなら、オフィスチェアのエルゴヒューマンプロと、その専用オプションであるタブレットスタンドを使うのがおすすめです。
それを知ってもらうために、ここではこのタブレットスタンドを活用した私の読書環境を紹介します。
また、せっかくなので補足的にこのタブレットスタンドを読書、というかタブレット以外で活用する方法であったり、電子書籍の活用方法などについても後半で軽く触れます。
コンテンツ
ターゲットについて
この記事を読んでもらいたいターゲットは主にこちらです。
- エルゴヒューマンプロをすでに持っていて、このタブレットスタンドの購入を検討している
- 電子書籍で快適に読書したい
- デスクを使わずノートパソコンで仕事をしたい
- デスクトップパソコンのキーボードの台として使いたい
この記事を読んでくれている方のほとんどはきっと読書が好きな方だと思います。
私も読書が好きで、その環境をより快適にするためにこれまでいろいろと試行錯誤してきた結果、現状できっとこれが最適解だと自信を持って言える環境を見出すことができました。
そのために必要なものとして、1つはiPad、そしてもう1つがオフィスチェアのエルゴヒューマンプロ+タブレットスタンドというわけです。
ということで、まずはこのタブレットスタンドについての紹介を行い、ついでにiPadなどのタブレットを使って電子書籍で本を読むことのメリットについても話していきます。
エルゴヒューマンプロのタブレットスタンド
これの素晴らしい点としては、椅子に直接取り付けることができるという点につきます。
実際にはこのようなテーブルが付いている椅子が一切ないわけではありませんし、椅子にマウントして使うテーブルもあることはありますが、現時点でこのような完成度の高いスタンドが使えるオフィスチェアはおそらくこれしかありません。
この椅子自体についての説明はいろんなブログや動画などで紹介されていますのでここでは省きますが、どんなモデルかを簡単に説明すると、人間工学に基づいて設計・デザインされたオフィスチェアで、ヘッドレストと肘掛けとフットレストとランバーサポートが付いています。
ちなみにランバーサポートというのは、背面の腰部分の出っ張りのことです。
で、このオフィスチェアについてはそれほど話すことはないのですが、オプション製品であるタブレットスタンドが最高に良くできています。
本体への取り付けについては、本体の肘掛けの下にあるフレーム部分にネジ3本で固定させればセッティング完了です。
ちなみに左側にしか付けることができません。
実際に使ってみてその良さを実感したポイントを3つ挙げます。
それは「位置と角度の細かい調整」、「安定感」、あと「未使用時に邪魔にならない」です。
このタブレットスタンドの良い点
- 位置と角度の細かい調整
- 安定感がある
- 未使用時邪魔にならない
位置と角度の細かい調整
例えば読書や動画鑑賞をタブレットで行うなら、一番後ろまで椅子をリクライニングにして、スタンドの角度を自分側に傾けることで画面がより見やすくなります。
そしてタブレットが滑り落ちないように、手前側と左右にストッパーが付いているので、これを活用することでタブレットを落とす心配もなくなります。
左右のストッパーはそれぞれ外に4cm弱程度引き伸ばすことができます。
安定感がある
未使用時邪魔にならない
そして使わないとき、つまり通常のデスクワークをしているときには全く気にならないほど存在感が消えます。
これによって「パソコン使用時」と「読書時」という2つの環境を1つの椅子で完結できるところに、このエルゴヒューマンプロとタブレットスタンドを組み合わせることの価値が最大限に活かされているのではと感じました。
個人的な使用環境
ページめくりがキーボード左右のキーだけで済むので、画面をタッチするより楽ですし、何より画面をタッチしまくることでディスプレイが指紋だらけになるのを極力防ぐことができるというのも大きいです。
そして当然といえば当然ですが、iPadは様々な使い方ができますので、読書以外にYouTubeやPrime Video、Netflixといった動画鑑賞用としてももちろんこの環境は最適であることも付け加えておきます。
読書における最高のユーザー体験
しかも眠くなったらそのままそこで寝てしまってもいいわけです。
紙の本の場合、寝落ちすると、次に読むときにどこまで読んだか分からなくなってしまうこともありますが、ブックやKindleなどで電子書籍を読むときは、読み終えたところからまたいつでも読み始められるので、前回どこまで読んだのかをいちいち探す必要がありません。
価格が唯一のデメリット
もしネットでこの椅子とタブレットスタンドを買うのが不安でしたら、試しにお持ちのiPadを持参して家具屋などに行ってみて、実際に体験してみるというのもいいかもしれません。
ネックピローは必須?
ただ基本的にオフィスチェアのヘッドレストは首の後ろに当たるような位置に設定されているので、リクライニング状態で読書をするときに頭をヘッドレストにもたれかけさせることができず、多少首の筋肉で頭を起こしておく必要があり、それによって首がだんだん疲れてきます。
後頭部がちょうどヘッドレストに当たるように少し前方にずれて座るという方法もありますが、それだとせっかくのランバーサポートの恩恵が得られないというデメリットが生じてしまうために、あまりおすすめはできません。
なので対抗策として、私の場合はこのヘッドレスト自体にネックピローを付け、ボリュームを前に出すことでその状態を多少緩和させています。
読書以外の使用例
さて、ここまではタブレットを使って読書をする場合の話をしてきましたが、このタブレットスタンドはノートパソコンやキーボードを置いて使うこともできるようなっていたりととても多機能なので、せっかくですから軽くそのことにも触れておきます。
ノートパソコン
手前のストッパーはあると安定感が増しますが、外すとキーボードやトラックパッドの操作がしやすくなるので、お好みで使ってみてください。
ちなみに今回使っているノートパソコンは2.3kgですが、グラついたりすることもありませんし、キーボードを打っていてガタガタすることもないので、ほとんどのノートパソコンでは安定して使えると思います。
なお、公式によるこのタブレットスタンドの許容重量は5kgまでとなっています。
デスクトップパソコンのキーボード用として
真ん中に置くと手がつりそうになるので、結構右にずらして置く感じになると思います。
それでもキーボード自体が軽いというのもあり、テンキーを打つときでも安定感が損なわれることはなく、実際に使ってみて全く問題ありませんでした。
ついでに紹介しますが、Amazonで2千円程度で買える、椅子の肘掛けにマウントできるマウス用アームレストがあります。
これを使えば、手元でキーボードとマウス両方の操作ができるようになりますので、このタブレットスタンドをデスクトップのキーボード用として考えている方には特におすすめです。
飲食は可能?
完全に水平状態にはならないのと、物によっては滑ります。
飲み物に関しては、マグカップは大丈夫でしたが、ペットボトルは完全に無理のようです。
電子書籍で本を読む
さてここからは電子書籍の話です。
私がiPadユーザーなのでiPadで進めていきますが、タブレットなら何でもOKですし、ノートパソコンでも問題ないです。
電子書籍リーダーで代表的なのはAmazonのKindleあたりだと思いますが、私はApple純正アプリのブックをメインに使っているので、ここではこのブックで話を進めます。
紙の本も電子書籍もiPadで
ということで、まずは紙の状態で持つことをやめて、全ての本をiPadの中に入れてしまうというのが重要です。
それによって「iPadが手元にあれば、いつでもどこでも読みたい本を一瞬で見つけてすぐに読める」という状態が作れるだけでなく、「邪魔なスペースをなくしてすっきりする」というメリットも得られます。
もっと言えば、OCR処理したPDFなら文字が検索できるようになるのでさらに便利になります。
何しろ本は積もり積もればすごく重いですし、多ければ引っ越しとか移動させるのも大変ですからね。
「どうしても紙で読みたい」という強いこだわりがある人でなければ、一刻も早く全ての本を電子化し、今後本を新しく買うときは電子書籍で選ぶことを強くお勧めします。
読みやすくなる電子書籍の設定
電子書籍のメリットについて、さらにもう1つ、電子書籍ならではの良さを補足しておきます。
それは自分が読みやすいように細かい設定ができるという点です。
主にダークモード、文字の設定、ページめくりというこの3つについて説明していきます。
- ダークモード
- 文字の設定
- ページめくり
ダークモード
通常背景の方が文字より面積が圧倒的に大きいので、一般的な紙の本のように背景が白で文字が黒の場合だと、白い部分がほとんどになり、ディスプレイから光が強く出ている状態となってしまうためかなり眩しいのです。
そこで背景と文字の色を反転させるダークモードにすると光が弱まり、目の疲れや目に与えるダメージを大きく軽減してくれるというわけです。
ちなみにブックやKindleなどで買える電子書籍のファイル形式はEPUBやAmazonの独自規格のものがありますが、マイナーな書籍だとPDFだったりする場合もあり、その場合はこのダークモードなどの設定ができなかったりと、使い勝手が悪いこともあるので、その点はご注意ください。
文字の設定
目からの距離によって最適な文字の大きさは変わり、それによって読書の快適さは大きく変わりますが、紙の本ではこれはできません。
また紙の本をスキャンしたPDFファイルの場合は、ページ自体を拡大することはできますが、文字だけが大きくなる電子書籍と比べると、やはり使いやすさは劣ります。
またフォントについては、ほとんどの本は日本語だと明朝、英語だとセリフになると思いますが、私個人としては日本語だとゴシック、英語だとサンセリフの方が圧倒的に好きなので、これを変更できるだけで読書時のストレスが大幅に解消されてかなり助かります。
ブックで使えるおすすめのフォントは、日本語だと游ゴシック体、英語だとSan Franciscoですが、これは好みがあると思いますので、是非いろいろなフォントを試してみてください。
ページめくり
紙の本を読むよりブログやSNSなどのスクロールで文字を読む方が親しみがある人にとってはこの方がしっくりくるかもしれません。
私の場合はスクロールより操作の回数が少なくなるページめくりにしています。
そしてiPad ProにMagic Keyboardを付けて使っているということもあって、iPadを横向きにし、キーボードの左右ボタンでページめくりをします。
さらに言うと、横向きにした場合、スクロールがオンになっている状態では英語だと1段表示になるのですが、オフだと2段表示になってくれてより読みやすくなりますし、またこのタブレットスタンド自体が横長なのでサイズ的にちょうどいいという利点もあります。
ということで、これが全ての人にとって読書をする上でのベストな環境かどうかは分かりませんが、少なくとも1つの選択肢としてはありなんじゃないかと思い、今回動画を作ってみました。
それでは皆さん、楽しい読書生活をお過ごしください!