コンテンツ
小技10個
これからMacを買って使ってみたいという方に向けて、最初に設定しておくと後々作業効率が上がったり、便利になったりする機能や設定方法を紹介します!
是非参考にしてみてください。
- マークアップ
- Apple Watchでスリープ解除
- ホットコーナー
- キーのリピートを短く
- ユーザ辞書
- Google日本語入力
- 音声入力
- 調べる
- Trackpadのドラッグ&ドロップ
- オリジナル通知音
マークアップ
2018年にアップグレードされたMacOSのMojaveから使えるようになった新機能。画像やPDFなどのファイルに直接文字や図形を書き込めたり、サイン(署名)を作ってそれをいつでも貼ったりできます。
Apple Watchでスリープ解除
Apple Watchを着けていて、かつMacとiPhoneで同じApple IDでログインしていれば、スリープ状態から自動で解除できます。この機能はとても便利で、特にノマドワーカーのようにカフェなどでMacBookを使っていてちょっと席を外して戻ってきたときなど手間を掛けずスピーディに作業を再開できます。MacユーザーがApple Watchを使う理由のうち、この機能の存在は大きいかもしれません。
ホットコーナー
画面の四隅にカーソルを合わせることでアクションを起こせます。設定できる項目はスクリーンセーバを開始する、スクリーンセーバを無効にする、Mission Control、アプリケーションウインドウ、デスクトップ、Dashboard、通知センター、Launchpad、ディスプレイをスリープさせる、画面をロック、無効から選べます。私の場合は左下のみ、ディスプレイをスリープさせるという形で設定しています。スリープ以外に必要ないということもありますが、左上はよく使うリンゴマークに近かったり、右上はSpotlightに近いために間違えて動作させてしまうこともあるからです。右下もデスクトップにファイルなどが溜まってくると、その近辺のファイルを選択しようとして開いてしまうこともあるので、オフにしています。
キーのリピートを短く
「キーのリピート」と「リピート入力認識までの時間」は、どちらも右端にしておきましょう。文章を作成したりコードを書いたりする場合にかなり快適になります。もっと早くする場合は違う設定が必要になるので、簡単に紹介します。ターミナルで以下のコマンドをそれぞれ入力します。
リピート入力認識までの時間をもっと短く
$ defaults write -g InitialKeyRepeat -int 10
キーのリピートをもっと早く
$ defaults write -g KeyRepeat -int 1
最後に
exit
でターミナルを終了させ、再起動しましょう。再起動後に反映されます。元に戻したい場合は
$ defaults read -g InitialKeyRepeat
$ defaults read -g KeyRepeat
これで戻ります。最初はとりあえず環境設定で変更できる速さでしばらくやってみて、それでも遅いと感じたときに変更してみてください。
ユーザ辞書
普段よく使う単語や文を、ここに登録しておくことで文字入力したときにすぐ候補に出せる機能で、上手く使いこなすととても便利です。いくつか例を挙げると
よく使うフレーズ
例:お世話になっております。
ビジネスメールでは出だしの「お世話になっております。」や文末の「宜しくお願い致します。」といたフレーズをよく使うと思いますが、例えば入力を「おせ」に、変換を「お世話になっております。」にしておくと、「おせ」と入力しただけで「変換候補に「お世話になっております。」を出すことができます。同様に「お疲れ様です。」など、よく使うフレーズがあれば是非登録しておきましょう。文章を入力するスピードが劇的に向上するはずです。
当て字など特殊な組み合わせ
例:「部路具」と書いて「ブログ」と読むなど
固有名詞や変わった店舗名などを入力するのは大変ですよね。例で挙げた「部路具」という単語を普通に入力しようとすると、漢字一文字ずつ変換しながらになるのでとても手間がかかります。そんなときにこのユーザ辞書で入力を例えば「ぶろ」などにしておけば一発です。珍しい読み方をする人名にも使えます。
住所
通販サイトや問い合わせフォームなどで住所を入力する機会は多いですが、毎回番地や部屋番号まで入力するのは面倒なものです。そんなときに、入力を「じゅう」などにして変換を「東京都東京区東京1-1-1東京ビル1101」にすれば、「じゅう」と打っただけで一発で出せます。入力は「とう」など何でもよく、自分が分かりやすいものが望ましいです。
なおこのユーザ辞書ですが、iPhoneやiPadとも同期できます。
Google日本語入力
デフォルトの入力ソースである「日本語」以外でとてもメジャーなのが 、「Google日本語入力」です。無料で使えて機能も優れているので、是非デフォルトのものと使い比べてみてください。「日本語」とGoogle日本語入力はそれぞれ良さがありますが、個人的にはGoogle日本語入力の方が圧倒的に使いやすい、というか早いです。両方試してみて、好みで選ぶのが良いでしょう。
Google日本語入力
音声入力
音声入力:パソコンに向かって話すと、それを文章にしてくれる機能で、徐々に利用者も増えているようです。音声入力をオンにし、もし外部マイクを利用する場合はそれを選択してください。言語は日本語だけでなく、英語など他の言語を追加することもできます。音声入力を開始するキーはデフォルトではファンクションキー2回押しになっていますが、私の場合はファンクションキーを使ってないので、2ヶ所ある⌘キーのどちらかを2回押しにしています。メモなどドキュメントファイルを開き、入力したい位置にカーソルを合わせたら、⌘キーを2回連打します。するとその入力位置の近くに音声入力の小さいウインドウが現れますので、さっそく何か話してみましょう。精度については何とも言えませんが、滑舌や話し方で改善できる部分もあると思います。長文を書くブロガーに、この音声入力はおすすめです。その他の用途としては、インタビュアーの録音した音声の原稿起こしとして活用するのもアリです。
よく使う記号はこちらです。それ以外の記号はAppleの公式サイトでご確認ください。
句点:まる
読点:てん
改行:あたらしいぎょう
調べる
調べたい単語を選択した状態で、右クリックからメニューの「調べる」でその単語の意味を調べることができます。トラックパッドを使う場合はメニューを呼び出すことなく3本指タップで調べられるので、より便利です。
Trackpadのドラッグ&ドロップ
システム環境設定→アクセシビリティの「マウスとトラックパッド」にある「トラックパッドオプション」にて、「ドラッグを有効にする」にチェックを入れて「3本指のドラッグ」を選択、これでOKです。ドラッグという操作はかなり頻繁に行うことになるものですが、デフォルトでは2本指でクリックしなければならず、かなり使いにくいので、マウスではなくトラックパッドを使う方は是非設定しておきましょう。
オリジナル通知音
警告などを促すおなじみの通知音ですが、デフォルトでは「Funk」になっています。これを全14の効果音から選ぶことができるので、気に入った音があれば変えてみるのもいいでしょう。個人的には「Hero」の音が好きですね。またこの音は内臓のものだけでなく、自分の持っている好きな音に変えることもできるのです。やり方はまず、使いたい音のファイルを用意します。もしこれがMP3形式(またはAIFF形式以外)の場合はAIFF形式にエンコードする必要があります。方法は、iTunesを開いて環境設定を選択し、一般の中にある「読み込み設定」をクリック。読み込み方法を「AIFFエンコーダ」にします。使いたい曲をiTunesにインポートし、その曲を選択した状態でファイル→変換→AIFFバージョンを作成。その後、iTunes上のこの曲を右クリックして「Finderで表示」を選ぶとファインダーにはこのファイルと同じフォルダ内に、この曲の拡張子が「.aif」となっているファイルがあるのを確認してください。その後、ファインダーで「⌘+Shift+G」というショートカットキーを使うと「フォルダの場所を入力」と出るので、ここに以下のテキストをコピー&ペーストしてください。
~/Library/Sounds/
この「Sounds」フォルダに、作成したAIFFファイルを入れます。システム環境設定の中にあるサウンド→サウンドエフェクトの項目を見ると、通知音一覧の中に今入れた音が入っていることが分かります。