会社でも、個人事業主でも、メールアドレスが必要になります。
メールアドレスにはいろいろ種類があり、代表的なところでは
- ウェブメール(フリーメール)
- キャリアメール
- プロバイダメール
仕事であれば、独自ドメインのメールアカウントを使うことが望ましいです。ただこの設定方法が分からないという相談を受けることが多いので、今回はiOS(iPhoneやiPad)、Android、Mac、Windows(メーラーはThunderbirdを使用)と、環境ごとに設定方法を紹介します。
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設定の前に・・・メールアドレスの作り方
メール設定の前に、まずはメールアドレスを作る必要があります。ここではエックスサーバーを例にして進めます。
エックスサーバーというのはホスティングサービス(レンタルサーバー)の1つです。それ以外のホスティングサービスの場合でもだいたい内容は同じですが、もし分からない場合はホスティングに問い合わせるか、対応できることであれば質問してもらえればお答えします。
エックスサーバーはプランにもよりますが年間約12,000円くらいでサーバーの利用ができます。
エックスサーバーの管理画面は2つあり、1つはインフォパネル、もう1つはサーバーパネルとなっていて分かれています。
メールアドレスを追加する場合はサーバーパネルにログインします。
iOS (iPhone+iPad)のメールアカウント設定
まずは設定から。
「パスワードとアカウント」を選択。
「アカウントを追加」を選択。
「その他」を選択。
「メールアカウントを追加」を選択。
名前、メール、パスワード、説明を入力して「次へ」。
「メール」にはメールアドレスを入れてください。「名前」は自分の名前を入れましょう(会社の代表メールアドレスの場合は会社名を入れるといいです)。説明は何でもいいですが、「メール」アプリを開いたときに設定してあるメールアカウントが一覧で出て、そこに表示されるので分かりやすいものを入れるようにしましょう。私はメールアドレスを入れています。
「IMAP」と「POP」のうち、POPを選んでください。
ホスト名は、受信・送信どちらも同じサーバー名を入れてください。これで完了です。
※エックスサーバーの場合は同一になりますが、他のホスティングサービスの場合は受信・送信が別になることが多いので、詳しくはホスティングサービスのマニュアルを参照するか、サポートに問い合わせてみましょう。
Androidのメールアカウント設定
「Gmail」アプリで設定を行います。
※もしGmailがない場合は、「Playストア」から「Gmail」と検索してダウンロード→インストールしましょう。
メールアドレスを入力します。
個人用(POP3)を選択。
パスワードを入力します。
受信サーバーを入力します。
「サーバーからメールを削除」という項目では、「削除しない」と「受信トレイから削除したとき」の2つのいずれかを選びます。このメールアドレスをこのスマートフォンだけで使う場合は「受信トレイから削除したとき」を選んでください。他にパソコンなどでもこのメールアドレスを併用する場合は「削除しない」で大丈夫です。ただしパソコンでも「削除しない」にしておくと、メールサーバーにメールがどんどん溜まってしまって容量オーバーになってしまうかもしれないので、1台では必ずいつかのタイミングで(例えば1週間後とか)削除するように設定しておきましょう。
受信サーバーのときと同じですが、送信サーバーを入力します。エックスサーバーの場合は受信/送信サーバーどちらも同じですが、他のホスティングサービスでは別々のものになることもありますのでご注意ください。
これで完了です。
Macのメールアカウント設定
Dockなどから「メール」アプリを起動します。
メニューバー(画面の一番上です)の左から2番目「メール」→「アカウントを追加」を選択。
「その他のメールアカウント」を選択して「続ける」。
名前・メールアドレス・パスワードを入力して「サインイン」。
名前はお好きなものでOKです(自分の名前など)。
「ユーザ名」はメールアドレスを、「アカウントの種類」は「POP」を、「受信用メールサーバー」と「送信用メールサーバー」にはどちらも同じサーバー名を入力します。
※サーバー名について、エックスサーバーの場合は同一になりますが、他のホスティングサービスの場合は受信・送信が別になることが多いので、詳しくはホスティングサービスのマニュアルを参照するか、サポートに問い合わせてみましょう。
Windowsのメールアカウント設定
ここではサードパーティ製アプリケーションの「Thunderbird」を使って説明します。もしなければ「窓の杜」から無料でダウンロードできますので、ここから落としてご自分のPCにインストールしてください。
「あなたのお名前」は好きなものを(自分の名前や会社名など)、それとメールアドレスとパスワードを入力したら「続ける」。
「POP3」を選択。
「手動設定」。
「サーバーのホスト名」には、受信/送信ともに同一のサーバー名を入れてください。
※サーバー名について、エックスサーバーの場合は同一になりますが、他のホスティングサービスの場合は受信・送信が別になることが多いので、詳しくはホスティングサービスのマニュアルを参照するか、サポートに問い合わせてみましょう。
「ユーザー名」には、受信/送信サーバーともにメールアドレスを入れてください。
「ポート番号」は、受信サーバーは「995」、送信サーバーは「465」を選択してください。
「SSL」はどちらもデフォルトのまま(SSL/TLS)でOKです。
「認証方式」はどちらも「通常のパスワード認証」を選択してください。
最後に「完了」で設定完了です。
設定したメールアドレスがこのように表示されます。複数のメールアドレスを追加で設定することも可能です。
送受信のテスト
設定が完了しても、何らかの理由で送受信エラーになってしまうこともありますので、実際にメールアドレスを使用する前に送信・受信ともにテストをしておきましょう。送受信方法については各OSそれぞれ動画の方で紹介しているので、是非ご覧になってください。
署名の設定も忘れずに
メール本文の最後に入れる名刺的なもので「署名」というものがあります。この署名を設定しておくと、毎回メールの最後に名前などを書く必要がなくなり便利ですので、是非設定しておくことをおすすめします。以下にテンプレートを貼っておきますので、ご自身の内容に合わせてカスタマイズして使ってみてください。
また、署名の設定方法については、送受信テスト同様に各OSそれぞれ動画の方で紹介しています。
※カスタマイズしてご自由にお使いください。
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山田太郎
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