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「大学生にiPad Proはオーバースペックでは?」に全力で答えます

詳しくは動画で↓

※この記事は第4世代iPad Proが発売される前に執筆したものです。そのためiPad Proの価格について触れている箇所がありますが、これらは第3世代iPad Proの価格になりますのでご了承ください。

主旨

以前「春から大学生になる高校生が今すぐiPad Proを買うべきか、それとも次のモデルを待つべきか」という動画を出したところ、たくさんの方からコメントを頂きました。
ProはiPadのハイエンドモデルで、他にAirやmini、無印iPadがありますが、学生にはそこまでのスペックは必要ないのではと考えている人が一定数いるということがよく理解できました。
そこで今回はいくつかのコメントのうち「大学生にiPad Proはオーバースペックでは?」という疑問に対して自分なりの考えを述べさせて頂きます。

  • 大学生は今のproでも十分ていうより、オーバースペックだよね
  • 僕は無印で十分だと思います
  • 高価な買い物は、自分で働いて稼いでからが1番いいですよね
  • 大学生って、、クリエイターでもなければAirとかでもよいのでは? もしくは中華製のちょい高価なやつとか

というコメントを頂きました。
そのどれもがその通りだと思いますが、人それぞれ考え方が違うように、私自身もProに関しては自分なりの考えを持っているので、ここでそのことについて述べてみます。
とは言ってもすでに多くの情報が世の中には出回っていて、ただレビュアー的な観点でスペックを比較した上で良し悪しを私が論じても面白くないので、今回はビジネス的な視点で若い人たち、特に学生に向けて話していきます。
もちろん機種選びの上でスペックが重要な判断材料になることは間違いないので、それは最後の方に少しだけ入れます。

結論

さっそく結論を。

むしろ大学生だからこそProを選ぶべき

その理由についてこれから説明していきます。

理由

  • 生産性が上がる
  • 実は高くない

生産性が上がる

まずはこの理由から説明していきます。
高校生や大学生の方もこの動画を見てくれているかもしれないので、まだ社会に出てない皆さんにいきなりですが質問があります。
「今、何か欲しい物はありますか?」
いろいろ思い浮かんだことでしょう。
欲しい物を手に入れるためにはお金が必要です。
お金を稼ぐ方法も大事ですが・・・「お金を何に使うか」も同じくらい重要です
ここで皆さんに1つとても重要なことを教えましょう。
多くの人はビジネス的な成功であったり、何かしらの目標を達成するために、お金を稼ぐための方法を一生懸命考えますが、実はそれと同時に「お金を何に使うか」ということもとても大切であることを知りません。

お金で買える物を大きく2つに分けると、1つは「欲しい物」、もう1つは「必要な物」となります。
基本的には必ずこのどちらかになるということをまずは覚えておいてください。

さて、欲しい物、必要な物とは何でしょうか?
欲しい物は、例えばゲームやそこで課金して手に入れるアイテムだったり、趣味に使うものだったりです。
必要な物は、学生であれば教科書や筆記用具、洋服、社会人であればスーツだったりです。

では、食べ物はどうでしょう?
生きていく上で食べ物は絶対に必要なので、これは必要な物ではありますが、一方で食べ過ぎてしまった場合、これは必要なものではないので、欲しい物と言うこともできます。
さらに言えば、釣りが趣味という人にとってつり具は欲しい物になりますが、これを仕事にしている漁師にとっては必要な物になります。
ただ趣味であってもそれが肉体的、精神的に良い影響を与えることで生産性向上につながれば必要な物と言えるでしょう。
維持費だけで年間1億円以上かかるプライベートジェットですら、超がつく金持ちにとっては必要な物になるわけです。
つまり、人によってそれが欲しい物なのか必要なものなのかが変わるということです。

そして肝心なのは、お金を使うときに、それが「欲しい物」なのか「必要な物」なのかを自分の中で精査し、必要な物にお金を使っていくことが、ビジネス的に成功を収めるという意味ではとても重要であるということです。

iPadはどっち?

だいぶ前置きが長くなりましたが、ではiPadは一体どちらになるでしょうか?
答えは「人による」ということです。
つまり、ある人にとっては「欲しい物」になり、また別の人にとっては「必要な物」になるということです。

では視点を変えて、この「欲しい物」と「必要な物」をさらに違う角度で見てみましょう。
欲しい物とは、消費するための物です。
必要な物とは、生産性を上げるための物です。
娯楽であったり、自らが楽しむことを目的としている場合、それは消費となりますが、何か目的や目標があって(例えば学校の試験で良い点数を取りたい、スポーツでチームのレギュラーになりたい、会社の営業で良い成績を収めたい、設備投資して売上を伸ばしたいなど)、それを達成するためにお金を使うとすれば、それは生産性を上げるためというのが動機であることに他なりません。

必ず全てが当てはまるわけではありませんが、一般的には「消費」のために買ったものは文字通り消えますが、「生産性を上げる」ために買ったものは、後になってその金額以上の価値を手に入れることができますので、つまりこれは完全な投資でもあるわけです。
親が子供を塾や習い事に通わせるのも基本的にはそうですし、資産運用のために株や債権などの金融商品を買うのもそうですね。
ただ投資ではなく短期売買するような投機であったり、パチンコなどのギャンブルといったケースでは、基本的にはスリルや興奮を味わいたいという欲求から来る場合が多いので、これは消費と言えるでしょう。

つまり人がお金を使うという行為において、欲しい物を買うのと必要な物を買うのとでは本質的に全く違うものであるということであり、さらに言えば、それを区別するのはその物によってではなく、その人の目的によって決まってくるということです。

そもそもの疑問:iPadとは何か?

ここまでは分かってもらえたかと思いますので、次は「iPad」とは一体何なのか? ということについて説明していきます。
なぜなら、映画を観れてゲームもできて、というエンターテイメント的な一面を持ちながらも、その対極にあるような仕事や教育の分野でも使われるデバイスのため、いまいちピンとこないという人が多いのです。

私自身の体験談

この「消費」と「生産性」についての話をiPadと結びつけていくために、今度は私自身の体験談を話します。
数年前はiPadを使っていましたが、だんだん使わなくなってしまい、約1年ちょっとの間iPad自体を持たない時期がありました。
その後第3世代のiPad Proが出たことをきっかけにまたiPadを使うようになり、現在に至ります。

なぜiPadを使うのをやめたのか?
それは、私にとってiPadは必要な物ではなくなっていたからです。
iPhoneがちょっと大きくなったという位置づけでしかなく、Macの代わりにもならず、かと言ってiPad独自の強みというものもなかったというのが理由です。
もちろん全くないわけではなく、そこまで大きいものではないため、わざわざ持つほどではなかったということです。

では、なぜまた再びiPadを使うようになったのか?
それは、AppleがこのiPadをパソコンの代わりという位置づけにする方針を取ったことが大きいです。
私が実際に活用している機能、例えば手書きでメモを取ることであったり、プレゼン資料の作成や表示、あらゆるPDFの書類の管理や閲覧、編集といった機能自体はどれも真新しいものではありませんが、MacやiPhoneですでに実証している優れたユーザーインターフェイスであったり、Apple製品ならではの「使っているうちになんとなく使い方を覚えてしまい、直感的に操作できる」ユーザーエクスペリエンスによって、MacでもiPhoneでも実現できないiPadならではの作業や使い方を自身の環境に抵抗なく取り入れることができたというわけです。
それを理解できたときに、iPadによって生産性が上がり、それが結果的にサービスの向上につながることが明確になったので、それならProがいいだろうということで、Proと第2世代Apple Pencilを活用することに決めたのです。

消費ではなく生産性を上げるためのデバイス

要するに、私にとってこのiPad Proは「欲しい物」つまり「消費」するためのデバイスではなく、「必要な物」つまり「生産性を上げるためのもの」という位置づけなわけです。
そしてそれ以上でもそれ以下でもありません。

金額的には、例えば無印iPadはiPad Proの半額以下で買えるので、Proを買うのであれば「消費」のためではなく「生産性を上げる」ために使いたいところです。
だから目的が「NETFLIXでドラマを鑑賞したい」とか「ゲームで遊びたい」ということなら「消費」になるので、買うにしてもできるだけコストは抑える方がいいでしょうから、無印でいいと思いますし、目的が「学業」や「研究」、「仕事」ということであればやはりProを勧めます。
例外として、ゲームやエンターテイメントのコンテンツが仕事になる場合などは生産性の向上が目的になってくるのでProが良いです。

つまり、どれほどお金を持っているかというのは実はあまり関係なくて、それよりも目的が何であるかということが最も大事なわけです。
その意味では、iPadをこれから活用したいと思っている学生であれば、そのほとんどは勉強目的になるでしょうから、これを将来への投資と考えたとき、スペック的に優れているProが良いのは間違いないでしょう。

実は高くない

というこの2番目の理由について。
語弊があるかもしれないのでこのことについて少し詳しく説明していきます。
iPadにはApple Pencilがつきものであるということと、コスト面を、iPad Pro+Apple Pencil 2を2年使うという前提で考え、月額を割り出してみます。

iPad Pro+Apple Pencil 2

合計:104,300円(税込114,730円)
月額換算:4,780円

iPad+Apple Pencil(34,800円+10,800円)

合計:45,600円(税込50,160円)
月額換算:2,090円

  • 差で比較すると2,690円(1回飲み会に参加するくらいの額)
  • 倍率で比較すると2.3倍(無印を2台買ってもお釣りがくる)

ここまでは、まだ高いとも安いとも言えないでしょう。
ここで、大学生ということを前提に、iPadはエンターテイメントを楽しむためのものではなく勉強のためのデバイスとした上で、この差がどうなのか、大学生にかかる諸経費を元に見てみましょう。

  • 授業料(国立は年535,800円で入学金282,000円、私立は年864,384円で入学金261,089円)
  • 在学費用(授業料、通学費、教材費、習い事含む):年1,411,000円(参考:国公立93.9万円、私立文系142.2万円、私立理系178.0万円)月平均だと約12万円
  • 仕送り:年平均120万円(月平均だと10万円)

最終的にいくらかかるのか。
入学費、在学費、仕送りなど全て含めると

  • 国公立:1,002.1万円
  • 私立文系:1,220.1万円
  • 私立理系:1,362.6万円

参照:日本政策金融公庫の平成27年度資料より参照

平均すると大学生をするだけでざっと月22万円が必ずかかるということになります。
もちろん国立私立、文系理系、仕送りの有無など様々な条件によって変わってきますが、いずれにしても平均するとこのくらいかかるということで目安にはなるでしょう。

この諸経費に占めるiPad費用の割合は

  • iPad Pro:2%
  • iPad:1%

となり、たったの1%しか差がないことが分かります。

Proと無印のスペック比較

この内容については記事の最初にある動画でご確認ください。

最後に

大学生にProはオーバースペックではない

目的によって変わるということで、大学生かどうかは関係ありません。

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