に投稿 コメントを残す

画面収録もできるようになった、Macのスクリーンショットの使い方

こんにちは、オイゾウです。
今回はMac OSのアップグレード(Mojave)で新たに機能が加わったスクリーンショットの様々な使い方や設定について紹介します。
スクリーンショットという機能自体は多くの人がだいぶ前から使っていると思うので今さら紹介してもという感じではありますが、新しい機能も増えたことですし、これからMacを使ってみたいと考えている方に役に立つかもしれないので、ブラウザで表示しているページやWordなどOfficeソフトでのスクリーンショットの撮り方も以外と知らない方が多いので、この機会にまとめて紹介してみたいと思います。

スクリーンショット系の機能3つ

まずは今回紹介するスクリーンショットの使い方を3項目にまとめてみました。

  • アプリ「スクリーンショット」の使い方(最新版)
  • ブラウザ「Safari」でウェブページを画像化する方法
  • Mac版のMicrosoft Officeで使う便利なスクリーンショット

アプリ「スクリーンショット」の使い方(最新版)

これが今回の動画のメインです。
まず、OSがMojaveにアップグレードしてからスクリーンショットが1つのアプリとして独立しました。今まで通りコマンド+シフト+3で画面全体を、コマンド+シフト+4で選択範囲を画像にして保存できるのは一緒ですが、新たにコマンド+シフト+5で操作パネルを表示させることができ、これまでの画面キャプチャだけでなく映像として画面収録できるようになりました。今までも画面収録ができなかったわけではありませんが、Quick Time Playerを起動してからファイル→新規画面収録と進めるよりも使いやすく、しかも素早くできるようになっています。

マウスポインタのありなしも設定で選べます。
ちなみにこの動画もこのスクリーンショット機能を使って画面収録しました。

なお、画像でスクリーンショットを撮る場合に、今までは画面全体もしくは選択範囲の2パターンだったのが、新たに開いているウィンドウを選択して撮る方法も追加されました。そして1つのスクリーンショットという独立したアプリとして新たに追加されたことで、コマンド+シフト+5というショートカットを使わなくても、アプリのアイコンをDockに入れておくことで素早くスクリーンショットをすることができるようになっています。

保存先を指定する

ではこのスクリーンショットというアプリについて、どんなことができるようになったのかを説明していきます。

まず、保存先を指定できるようになりました。これまではデスクトップが保存先になっていて、これを変えるのは多少の知識が必要でしたが、このアプリを使うことで簡単に保存先を選べるようになっています。方法は簡単で、オプションから保存先を選択するだけです。

動画の画面収録もスクリーンショットで

それから大きな変更としては動画の画面収録をできるようになりました。Quick Time Playerの画面収録と同じように音声の入力先を選べるのは一緒ですが、他に5秒、10秒などタイマーを設定できるようになっていることと、画面全体でも部分的に指定して収録することも可能となっています。

個人的にスクリーンショットは頻繁にしますが、特にこの動画のように画面収録をしたい人にとっては一瞬でスタートできるこのアプリはかなり重宝するのではないでしょうか。

PNGからJPGにファイル形式を変更する方法

次に紹介するのは、スクリーンショットを撮った画像のファイル形式を変更する方法です。デフォルトではファイル形式がPNGになります。PNGはイラストやロゴなどのベクター画像やフラットデザイン、文字などの場合には効率の良い圧縮形式になっていますが、写真やグラデーションなどのビットマップ画像ではJPGの方が圧縮効率が良く、ファイルサイズを小さくすることができるので、取り込みたいスクリーンショットに写真が含まれている場合はPNG形式よりJPG形式の方が良いです。なので、ターミナルというソフトを使ってコマンドを入力し、保存形式をPNGからJPGに変更してみましょう。

まずはターミナルを起動します。場所が分からない場合は、アプリケーションフォルダ→ユーティリティというフォルダの中に入っています。私はDockに入れてあるので、ここから起動します。するとコマンドを打ち込む画面が出てくるので、ここに以下のコマンドを入力します。

defaults write com.apple.screencapture type jpg

カーソル位置にコピーペーストでOKです、入力したらリターンキーを打ちます。

次に、ターミナルを終了させるので、カーソル位置に

exit

と入力してリターンキーを打ちます。最後にメニューバーのターミナル→ターミナルを終了で終了させます。

スクリーンショットを撮ってからファイルの情報を見れば、ファイルサイズが大幅に小さくなっていることが確認できると思います。

またPNGに戻したいときは、同じくターミナルで今度は

defaults write com.apple.screencapture type png

これでOKです。最後のjpgをpngに変えただけです。

特に真新しい方法ではありませんが、ファイルサイズが小さくなるためjpgの方が都合が良い場合が結構あるので、知っておくと便利かもしれません。

スクリーンショットした画像を編集する

これは標準アプリのプレビューを使って行います。
ホームページ制作の業務をしている私の場合ですが、例えばクライアントさんに制作したホームページの確認をしてもらう際に、ちょっとした補足を手軽に付けたいときなどに使うことがあります。
スクリーンショットした画像をダブルクリックするとプレビューでその画像が表示されますので、鉛筆のようなアイコンのマークアップをクリックするとメニューが出てきます。
これで図形を描いたり、文字を入力したり、手書き風の文字を入れたりすることができます。
枠で囲ったり、矢印を入れたり、文字を入れたりと、こんなことがとても簡単にできてしまいます。
編集したら最後に保存を忘れないようにしましょう。
このプレビューのマークアップはかなり使い勝手が良く、様々な用途で使えるので、機会があれば詳しい紹介をしたいと思っています。

保存せずにメール本文などに貼り付ける

例えばメールに添付したり、メモやテキストファイルに貼り付けたりしたいときに、スクリーンショットした画像を保存してからドラッグ&ドロップでもいいのですが、もっと簡単な方法があるので紹介します。

アプリのスクリーンショットを起動して行う場合は、オプションの保存先をクリップボードにすれば、コピーされた状態になるので、貼り付けたい位置でペーストすればOKです。

またはショートカットを使う方法もあります。例えば全画面をスクリーンショットする場合はコマンド+シフト+3ですが、コントロール+コマンド+シフト+3で画像がデスクトップに保存されることなくコピーされた状態になりますので、後はペーストするだけです。

片手で4つのキーを同時に押さえるのは結構大変ですので、やりにくければ先ほどのアプリを使ってのオプションでいいと思います。

他のスクリーンショットも少し紹介

それでは、アプリのスクリーンショット以外で画面キャプチャする方法を2つほどついでに紹介しておきます。

ブラウザ「Safari」でウェブページを画像化する方法

まずはブラウザに表示したウェブページを、表示されたページだけでなくページ全体に渡って撮る方法です。今回は標準アプリのSafariを使って説明します。

これを行うにはSafariの機能拡張を使う必要があります。機能拡張とは、Safariなどのブラウザアプリにインストールして追加することで、様々な機能を使うことができるというものです。

機能拡張についてはSafariよりもGoogle Chromeの方が圧倒的に充実していますが、このウェブページのキャプチャについてはSafariでも可能で、Awesome Screenshotという機能拡張をインストールするだけですぐに使えます。

MacのSafariユーザーでまだインストールされてない方は是非使ってみてください。ちなみにSafariの公式サイトからダウンロードする形になりますので安全性は問題ありません。

Awesome Screenshot(Safariのスクリーンショットができる機能拡張)のインストールはこちら

通常のスクリーンショットはあくまで画面に表示されたものしか撮れないため、縦にスクロールが続くウェブページを全体的に撮りたい場合はこれを使う必要があります。

ちなみにChromeを使っている方は機能拡張をインストールしなくてもページ全体をスクリーンショットすることができます。メニューバーの一番右にある、縦に点が3つ並んだアイコンをクリックし、その他のツール→デベロッパーツールと進みます。スマホとパソコンが重なったようなToggle device toolbarというアイコンがあるので、これをクリックします。サイトが表示されている左側の方、上部右端に先ほどと同じような縦に点が3つ並んだアイコンがあるので、これをクリックしてCapture full size screenshotを選択すれば、ページ全体がPNG形式で画像として保存されます。サイトの表示されている横幅を調整すれば、パソコン用だったりスマホ用に最適表示されたレイアウトに表示が切り替わるので、必要に応じてブラウザを広げたり縮めたりするといいでしょう。

Mac版のMicrosoft Officeで使うスクリーンショット

では最後に、WordやExcelなどMicrosoftのOfficeソフトでスクリーンショットを撮ってそのまま作業しているページに挿入する方法を紹介します。今回はWordを例に進めます。
まずはWordでファイルを開きます。

「挿入」タブを開くとその中に「スクリーンショット」という項目があります。これをクリックすると現在デスクトップ上に展開しているウィンドウが表示されるので、挿入したいものを選べば挿入されます。ただこれだとウィンドウ全体が取り込まれるので、これが不要であれば画像を選択した状態で「図の書式設定」タブの「トリミング」を選択します。あとはトリミングしたい位置を調整してリターンキーで確定させれば、余分な箇所がカットされます。

スクリーンショットを撮るときにトリミングしておきたければ、スクリーンショットをクリックして表示されたリストの下に「画面の領域」という項目があるので、これをクリックすれば選択範囲をキャプチャできます。何かサイトで表示している画像や地図などをWordなどのOfficeアプリに挿入したいときに便利です。

スクリーンショットしてドキュメントに挿入した画像を右クリックして図として保存を選択すればJPGなどのファイル形式で保存することもできます。

Office 2016 for Mac以降のバージョンのWordやExcel、PowerPointでこの機能が使えます。

スクリーンショットは様々な場面で何かと便利なだけでなく、OSがMojaveにアップグレードされたことでより一層高機能になったので、是非いろいろな使い方を試して頂ければと思います。また、今回紹介した方法はあくまで私自身が普段使っている方法なのですが、もっと便利に使える方法や、違う使い方などをご存知でしたら是非コメント欄で教えて頂けるとうれしいです。

↓いいねもお願いします!


コメントを残す